データ・情報・知識

「データ・情報・知識」を意識して区別したことはありますか?
語句を理解すれば、混乱を防ぐことができます。

目次

データ(Data)とは

データとは、実験・観察・観測・調査、それぞれで得られた値である。また、これらが大量にあるとビックデータと呼ぶ。

基本的に1つ1つのデータには価値はない。例えば、あなたの今日の小テストの点数だけを知ったとことで何の役にも立たないでしょう。

私たちは日々生きている中で多くの「データ」を生み出し続けていますが、「データ」単体では大きな価値はありません。

情報(Information)とは

情報とは、判断・行動する際に助けとなるひとまとまりのデータに価値を付加したもの。

例えば、トマト100円だけの情報で、「判断:買いたい、行動:買う」という流れになるだろうか?
もし、これがお得な情報と判断できる場合、他店のトマトの値段という複数のデータをひとまとまりにして「近辺のトマトの値段」という価値を付加した情報を事前に知っていたのではないだろうか。

どちらが正しいでしょうか?
・多くのデータを元に、グラフにした。
・多くのグラフを元に、データにした。

正解は「多くのデータを元に、グラフにした。」である。このように「データ」と「情報」の関係性を理解していれば、言葉のニュアンスの違いがわかるようになる。

知識(Knowledge)とは

知識とは、情報を分析して、問題解決に役立つように体系化したもの

知識人と言えば、どのようなイメージですか?
物知りな方ですか?どちらかといえば、たくさんのことを知っており、相談すれば何でも解決してくれそうなイメージはないでしょうか?

まとめ

データ・・・実験・観察・観測・調査、それぞれで得られた値
情報・・・判断・行動する際に助けとなるひとまとまりのデータに価値を付加したもの
知識・・・情報を分析して、問題解決に役立つように体系化したもの

+α 知識基盤社会

知識は「情報」をインプット・アウトプットを繰り返すことで「蓄積」されます。今までの知識を利用し、さらに新しい知識を蓄積します。こういった、知識によって発展していく社会を知識基盤社会といいます。

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